乾燥肌には水分を与えても、油分を与えても根本的には解決しない
お肌の水分量は年齢とともに着々と低下するうえ、冬になると湿度が下がり、暖房の風などと相まってお肌の水分がどんどん抜けていってしまいます。
お肌の水分量は「水」を与えることでは増えません。
思い浮かべてみてください。
カサカサに乾いた唇を水で濡らしても、そのとき一瞬はうるおったようになりますが、水分が蒸発するとまた元どおり。それどころか、濡らす→蒸発するを繰り返すことによって乾きは悪化していくはずです。
そして、唇は肌のなかでは皮脂がほとんど分泌されない部分ですから、油分を与えることで乾燥を防いだり物理的刺激から守ることができますが、頬や額はどうでしょう?
油分(皮脂)はお肌のうるおいを守るための機能として、たった2,3%しか担っていません。
お肌の渇きは水を与えても、油分を与えても治まらないのです。
保湿ケアはスキンケアのもっとも基本的なケアであり、きちんとしたアプローチをしてあげると最も変化が分かりやすく楽しいケアでもあります。
朝晩毎日洗顔後やお風呂のあとにスキンケアをする、という方は年齢性別問わず少なくないと思います。
その毎日のスキンケア、せっかくならばもっと効果的なものにしてみませんか?
お肌の調子がいいとなんだか気分もよくなって、今までより少し気持ちに余裕ができたり、人に寛容になれたりするかもしれません。
家や車よりはもちろん、服や靴、スマホよりも身近な存在である自分の肌にもっと手をかけてみませんか?